全国ウン万人の漫画家が恐怖に怯えるペン入れです。
なんせここが天国と地獄の分かれ目。ここで失敗すると絵ではなく、タダの紙切れ(ゴミ)と化します。

ちなみに何処からぺん入れするかで、その作家さんの性格やら性癖やら解るみたいですが、自分の場合は目から必ず。
最初の目のペン入れと、アゴのラインを失敗したら
即捨てマス。もう即ゴミ決定。

まさに作家の現在のスキルを表すパラメータの様なものです。
(ただし漫画家の価値はやはり漫画その物。絵が上手いだけの作家緩やかに死んで逝きマスので。マジです)

ちなみに自分はカブラペンを愛用。
多くの作家さんはGペンを愛用していますが、筆圧の高い自分がアレで線を引くとトンでもない太さに。硬めのカブラペンじゃないと、とても細い線を描けないので、いつもこれをチョイス。

さらにこの段階で光の入る方向を考えてぺん入れします。簡単に言うと光の当たる部分を細く、影の部分を太くするわけです。

しかしちょっと失敗。こちら側から見て右足の内側の線
光が当たっている部分なのに、何を狂ったか思いっきり太く引いてしまいました。これは多分木星方面からの毒電波による(以下略)こういうのが直せないからペン入れ失敗は辛い。

ちなみに髪の毛はペン入れしません。(ひさは)
あとでこの上から一気に筆ペンで描きます。
線を描いてしまってかだと流れる雰囲気が出ない
&時間短縮のためです。

色(シキ)さんのタトゥーは丸ペンで。
この段階で鱗を描きました。

ちなみに献獣1作目の色(シキ)さんには、
背中にタトゥー入れませんでした。
めんどくさ過ぎて死にそうだったので
(これを毎コマ描くの?36Pもっ)
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