そしてこれがトーン貼りが終了した原稿。

本当は、肌、服、と細かく分けた段階を入れたかったんだけど、
ここからは一気に集中して仕上げるのと、貼った後微妙に剥がしたりもするので止めました。

なにせ今回は時間が無かったから特に。
トーンの重貼りも2枚と控えめ。

貼るだけならさほどの苦労は無いんだが、問題は「ケズリ」(貼られたトーンの先端がギザギザになってるところ)

これは普通のカッターでこつこつ削るのだが、兎にも角にも時間を食う。結局作業的には線を描くのと何も変わらない。

献獣2最大に大変だったのはザーメン描写(オイオイ)。
61番を貼って、削り、また同じものを貼って削り、最後の仕上げに砂ケシでエッジを取る。
ラスト手前のページなんてスペルマ表現だけで3時間近く掛かった覚えが。もう自分中指の先端、カッターの当たる圧力で凹んでます(爪の角度が変形している)

そんなわけで作業効率を上げるには限界があることに最近気付く。これ以上は手を抜くしかない。でも出来るだけ手は抜きたくない・・・と思う(笑)。
お金貰うんだしね。お客さんはボランティアでは無いのだから。

でもまだまだ発展途上。
根本的に漫画の部分を何とかしないと。

ちなみに使ったトーンはすべて「DELE○ER」製。多分国産では一番安いメーカー。(性能もな:笑)それでも一枚280円!!

一番偉そうないいメーカーは○C。だが一枚480円!!。
だれがこの不況下に、この瞬殺で無くなる消耗品にそんな金を払えるかぁぁ!!(笑)
(だから需要無いのか柄とか少ないしね)
そんな金があったら後300部は追加できるのよアナタ。

ちなみに献獣一作目に掛かったトーン代が2万弱、献獣2に掛かったトーン代が3万ちょい。結構命がけなの(泣)

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